「プロローグ」

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「くそっ、薄情者共め…」 俺は修学旅行で京都に来ていたのだが、お土産の木刀を選んでいる間に同じ班の奴等に置いてきぼりを食らった。 「『お土産と言えば木刀だろ!!』って言ったの修二のくせに…」 修二とは、小学校からの俺の親友のことで、お互いのホクロの数まで知り尽くしている仲だ。 俺達はいつでも二人で一つだった。 地元じゃ負け知らず。 ちなみに俺の名前は彰ではない。
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