「プロローグ」

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「ちょっ、早くない!?」 俺は追い込まれていた。 「兄ちゃん観念しぃや…」 ヤクザ達は少しずつ俺に近づいてくる。 敵は5人。 周りに逃げ道はない。 道幅が狭いため、一気に襲ってくることはないが、隙間を縫って逃げるのも無理っぽい。 こんなにピンチなのは富陵【フリョウ】中学校の番長、富陵のミキサーこと三木沢と戦った時以来だ。 「オラァ!!」 そんなことを考えているうちにヤクザの一人が殴りかかってきた。
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