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「サボってどうするんですか」
「…婚約解消出来るか試みてみる…みたいな」
「いや…何でふざけ半分なんですか…ちょっとやってみようかな~って感じで…軽すぎでしょ。」
そしてなぜいきなり婚約解消しようと思ったんだ…;
「あ~ なんつーか…
昨日何で俺は千香ちゃんに電話したんだろね」
「知りませんよ…」
「俺…千香ちゃんを諦めらんないみたいですよ。。」
「…先輩がキスしたがったり…中途半端なことするから…」
「好きなんだもん。知らない内にもう一人の俺が理性に負けて千香ちゃんを襲ってるの。」
「もう一人の先輩って誰ですか」
結局先輩じゃん…;
「とにかく!
千香ちゃんは黙って俺についてくればいいのっ」
「どっか行くんですか?」
「雪乃んち…かな…」
「…その自信なさ気な言い方って、一体何なんでしょうか?」
「俺、ちゃんと
言わなきゃ…いけない。
だって…
俺は
最初から…
諦められる訳…ないのに。
千香ちゃんと決別しようとして
けど…やっぱり…」
悲しそうに微笑みながら
先輩があたしの髪の毛にキスした。
「…無理だよ…
俺は千香を諦めたりなんか出来ない
って、宣言しなきゃ。」
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