過去のトラウマ

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美紀は智明や千尋にばれないように、休み時間になるとすぐにトイレへ駆け込んだ。 もう頭がパニックになっていた。 智明に振られたことや、自分の好きな人をなぜ千尋が知っていたのかとか、色々頭の中でうずを巻いていた。 頭の中の整理も出来ないまま、次の授業が始まった。 授業は二時間続けての美術だった。
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