カナシミループ

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蒼く蒼い空に 押し潰されそうな僕 眩しく突き刺す 太陽に突き刺す拳   嘆く怠惰の日々 はいずり回る毎日 暗くぬるい 視界に届かぬ叫び   まだ離れないのか もう離れてくれ   悲しみが僕を焦がし 通り行く季節が滲みる 絡み付く貴女の面影を 抱いて…僕は生きる …逝きたいのに   掠われる心を 曝された醜態 貴女はいない 温もりもない 冷えきった壁 響く時計の針 体温36度 室温-4度   面影が熱を帯びて 冷めきった心を醒ます 遠ざかる記憶の刹那に 手を振り…   悲しみを僕が焦がし 通り行く季節を案内しよう 絡み付く貴女の面影を 抱いて…僕は生きる 生きていくのさ
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