奇妙な感覚

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百科事典と他愛のない会話を続ける。 百科事典は36才、独身。 紳士的な人みたいだ。 【玉葱さん(1983)が入室しました。】 「ちわ、百科事典」 入ってきた玉葱は百科事典に挨拶をした。 「今日は早いね、玉葱」 「さっきまで他のとこで大富豪してて今から寝るとこだよ。またね」 「お疲れ、おやすみ」 そう言うと、ユリには話し掛けずに部屋を落ちた。 「忙しい人なんですね♪笑 仲良しさんなんですか?」 そう聞くと同時に、百科事典は答えていた。 「彼はよく大富豪にいるから、ユリも仲良くしておいたらいいよ。もうすぐ最強になるしね。」 最強? なんだ? レベルアップでもするの? ユリは申し訳なさそうに尋ねる。 「すみません、最強って何ですか?昨日から始めたところで、まだよく分かってないんです・・・」 「そっか。ごめんごめん。レートは知ってる?」 「はい♪知ってます」 「レートが上がると称号が変わっていくんだよ。始めは初級。次に中級、上級、最強・・・ってね。」 百科事典は、強い人に勝つとレートが上がりやすい事。 弱い人に負けるとレートが下がりやすい事。 他にもレートについての事を詳しく教えてくれた。
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