87人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
隣にいたはずの梓がいない。
俺は急いで部屋をでた。
「梓!!!!!!」
『何? リョーマ!』
梓は台所の扉からひょこっと頭を出した。
俺はすぐに駆け寄って…
抱きしめた。
『リョ、リョーマ?』
「本当に、いなくなったかと思った…」
『?』
「急に…もういなくなるなよ…」
『? うん…』
梓はきっと、訳がわからなっただろう。
あいまいな返事を返してきた。
「俺は……梓依存症だな」
そう、
きっと俺は……
君依存症という名の……
不治の病だ。
=END=
最初のコメントを投稿しよう!