グローブ

2/10
前へ
/154ページ
次へ
そう!そのあるものとは野球のグローブだった 「ちょっとボロいけどそこは我慢してくれな」 …………確かにそのグローブは古くて皮も痛んでいた しかし雅にはそんな事は関係なかった 嬉しくて嬉しくて涙が止まらなかった 「あらあら!喜ばすつもりが泣いちゃったわね!」 雅の母は満面の笑みで言った 「ありがとう。父さん、母さん」 雅はただただその言葉だけを繰り返した
/154ページ

最初のコメントを投稿しよう!

73人が本棚に入れています
本棚に追加