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ある満月の夜、小さな町の病院で、小さな女の子が生まれました。
お母さんとお父さんは、涙を流して喜びました。
しかし、その涙はすぐに悲しみの涙に変わってしまいました。
女の子の心臓が動くことをやめてしまったのです。
お医者さん達が一生懸命に手をつくし、女の子の心臓はまた動き始めました。
小さな赤ちゃんは、たくさんのクダにつながれながらも、必死に生きようとしていました。
一命をとりとめたことにまた喜ぶお母さんとお父さん。
しかし、次の日、お医者さんは二人に悲しいことを告げなければいけませんでした。
『赤ちゃんは、長く生きられない。』
という、辛い現実を…。
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