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“死”とは夕日が地平線上に沈み情景を表した漢字なのか(全くのでたらめです)
本上大和は生死をさまよっていた。桜舞う入学式に向かう途中、車にはねられ重体、夕方から夜にかけてが山場だそうだ。
今考えると、彼は死神がとりついてるが如くついてない人間だった。席替えでの先生の目の前の席になる確率87%、遠足の前の日に風邪をひく可能性83%、犬のふんを踏んだ回数243回、その他諸々、最後は事故。
彼はうすれゆく意識の中思った、神様がいるのなら一発殴ってやろうと・・・。
夕日が沈み辺りを静寂な闇が覆われ始めた頃、ピーーという音が病室を包んだ。本上大和、享年16歳。早すぎる主人公の死である。
しかし、彼はまだそこにいた。詳しくは他の人には見えない状態で、物凄い鼻息と興奮状態で。
(くっそ!天国ってどうやって行くんだよ!)
彼は神様を殴りたくて仕方なかった。頭ではチャ○アスが流れまくっている。しかし、何もおこらないし、誰かくるわけでもなかったし、フラ○ダースの犬みたいな事も起きなかった。
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