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~第1章~ 人間界のなれの果て
大和の頭は、完全にクラッシュしていた。それもそうだ、突然現れた死神少女に理解不能な説明をされ、謝られているわけなのだからだ。
「あの、ゲームオーバーって、どうゆう事なんでしょうか・・・?」
いまいち、ではなく、全く理解してない大和が聞き返すと死神少女はうつ向きながら話を続けた、
「つまりですね、私がプレイヤーで本上大和というキャラクターを作り、育成し、立派に寿命をまっとうさせる。よくある育成シュミレーションゲームだと思ってください。」
「は、はぁ」
「そして、運悪く交通事故イベントであなたが死んで、ゲームオーバーに。」
ここまで話すと彼女はまた肩をがっくりとさげた。
少しの沈黙の後、大和は口を開いた、
「ってことはですよ、人間は皆あなた達あの世の方々によってプレイされてるキャラクターって事ってわけですか」
「そのとうりです」
めちゃくちゃだった。人生はゲーム、運命はコマンド一つで変わるものだったらしい。
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