もしもの話

もしも⑤

毛が吹き飛んだ先にはぬの人が居た

ぬ
『け、毛ぇぇぇえーっ!!』

ぬの人は毎日腕たて10回腹筋10回ぽちょむきん２回で鍛え上げた身体で、飛んでくる毛を受け止めようとかこれっぽっちも思う事なく慣性の法則を利用してそのまま地面にｱﾘｳｰﾌﾟ気味にﾊﾞｯｸﾄﾞﾛｯﾌﾟした

春
『ナイス』

毛
『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ‼(笑)』

もやし『ｿｯｺｰで①周して戻ってくるから待ってろ』

そう言い放ち、ちんたら①周して戻って来た

もやし
『よし、早く乗れっ!!ゴールされちまうぞっ』

ぬの人はくたばりぞこないの毛を片手で掴み上げﾄﾄﾞﾒを刺してから飛び乗った

ぬ
『よし、まくるぞっ』

400mリレーも終盤に差し掛かる

もやし
『ヤバい、ｷﾞﾘｷﾞﾘだな』

春&ぬ
『頑張れやぁーい💥🍷』

もやし
『ちっ…間に合わねぇか…』

ぃずこ
『負けちゃうの？』

毛
『お…俺を…俺を投げてくれっ!!皆の役に立ちたいんだ!!』

毛の言葉に一瞬皆が心を打たれた