挨拶がわりのPrologue

3/8
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
彼女はケルベロス(チワワ)を前に鞭を構えだした ちなみにチワワの飼い主は呆気にとられて放心状態だ 流石にこれ以上騒がれても困るのでオレは彼女に声をかけた 「あのさ、理奈。それケルベロスじゃないからな、チワワ。犬だからな。」 扱く一般論、常識。ごくごく普通のことをいったんだが 「何を言ってるんですか!悠斗さんの目は硝子ですか?見てください、『グルル 』と唸って威嚇しているじゃないですか。」 理奈はそういい右手をケルベロス(チワワ)に向ける どうやら硝子の目は理奈の方みたいだ オレにはチワワがキュ~ンと怯え鳴きながら体を震わせているようにしか見えないんだがどうしたものか・・・ 「さぁ来るならこいケルベロス!私のペットにしてやる~」 ケルベロス(チワワ)は完全に震えあがっている 理奈はじりじりとケルベロス(チワワ)に寄っていく 「あのさ理奈・・・ちょっとこっちこい」 理奈はオレの言葉に「ほぇ?」といった顔をしてチワワから離れやってきた
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!