挨拶がわりのPrologue

4/8
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
オレはやって来た理奈の頭を「ぽか」っと叩いた 「ふみゅ、悠斗さん何するですか。りーちゃんはまだ何もしてないですよ!」 叩かれて怒る理奈だが今自分が言った言葉の中にさりげなくこれから何かする、と明言していることに気付いているだろうか 「まだってことはこれから何をするきだったんだ?」 ほぼ確実に答えはわかっているが確認のために聞いてみる 「勿論調教してペットにするんだよ♪」 うきうきとした声で応える理奈 「頼むから笑顔でそんなことを公言しないでくれ・・・ 明らかに動物虐待に窃盗だからな(汗」 なんて会話をしている内にケルベロス(チワワ)とその飼い主は消えていた まぁ当然だよな- オレは、チワワの無事を祈りつつ(とはいっても、危害を加える奴が他にいるとも思えないが)理奈の手を握った 「きゃっ☆悠斗さんいきなり~」 なんて理奈が言ったが、これ以上暴走されたら困るから手綱のつもりで握っただけで、それ以外になんの他意はない
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!