挨拶がわりのPrologue

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話しを聞く限り『ヤクザをぶっ飛ばした』という点以外はこちらに非はなさそうだ 「まぁ相手も相手だし、今回は仕方ないから気にしなくていいよ」 オレは主にシュンとしている咲夜に向けて言った それに今更ヤクザ程度に目を付けられた位で真剣に『参った…』なんて悩むオレではない 彼女は何度も何度もペコペコと頭を下げるので、こちらまで申し訳ない気分になってしまう ちなみに、理奈はシルフィーに先程出会ったケルベロス(チワワだって)の話しを拡大させて話していた シルフィーはそれを「ふーん」と聞いているんだかいないんだか分からない返事をしていた お忘れかもしれないが、ここは街中で人通りもあるわけで・・・オレ達は大変(嫌な意味で)目立っていた 「ほら、さっさと買い物を済ませて帰るぞ」 流石にこの場の空気がよくないものに変わりつつあるので、俺達は買い物を済ませて帰路についた。 余談ではあるがヤクザの組長は咲夜にやられた組員を見て 「れ、歴史ある、大和組が・・・」 と言って大変落ち込んだとか。
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