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 耳障りに響く  夏虫の唄  何処かで微かに響く  哀しげな雷鳴  泣き疲れた僕は  夕焼けに染まる  萎れかけの蕾を  大事に包み込んだ  『咲く事なく終わるな』  確かにそう願っていた  確かにそう言い聞かせていた  きっと僕自身に .゚*
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