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『・・・・』
タッタッタッタッ
言い合いをしている2人に構ってはいられない
2人の事は放っておいて、隼人は1人で
先へ進む事にした
〔~ナニサ!?・・・イイスギダロ!?アンタガ・・・!!!〕
(・・・まだ聞こえるよ・・・)
うんざりだ
とっくに校舎の中に入っていたが、未だに2人の喧騒が聞こえている
ガヤガヤガヤガヤ
ハハハ
ガヤガヤガヤガヤ
ナニソレウケル
廊下や教室内では次の講義までの時間を談笑で潰す生徒達の姿があった
そしてその生徒の群れから真っ直ぐに
隼人に向かう一人の女性がいた
「隼人君、・・おはよぅ」
『・・・あ・・・・おはようございます有木先輩・・・』(うわ、また面倒なのが来たよ・・)
「・・・今日こそは
いい返事・・・
聞かせて貰えるのかしら・・?」
有木という女性は腕組みをし、
廊下のど真ん中に立って隼人の行く手を塞いでいる。
-彼女の名は有木美紅-
-○○大学3年生
専攻学科は総合情報学科-
-ストレートの長い黒髪がよく似合い
その上セクシースタイルをお持ちの上綺麗な顔立ちだ
おしとやかだが、
意外に行動派で
今年のミス○○大のグランプリ最有力候補とまで言われている-
『・・・・あの、それってどっちの返事でしょうか?』
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