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「あらそうですか
それでは私はこれで・・・」
有木はそう冷たく言い残すと
廊下の奥、人混みの中へと消えていった
『・・・おい、怜。
良かったのか?』
有木の消えていった廊下の先を見つめる2人
「んー、何がー?」
『だっておまえの部活の先輩だろ?
あんな態度とって・・・』
「あぁーいいのいいの。あの先輩軽く天然入ってるから
ああいう風にしないとくき下がらないで
いつまでも相手を困らせっからさ
現にあのままじゃあ
隼人
お前後10分は離してもらえなかったぜ!?」
『そっか・・・サンキューな、怜・・』
「いいって事よ!!
持つべきものは、なんとやら
それに上司の悪い部分は部下が補わなきゃな!!
・・・て違うか?!
はははっ」
-彼の名は上永谷 怜-
-○○大学2年
専攻学科は臨床生物学科-
-隼人とは高校からの友達
明らかに口数が多く元気で明るい彼にはある秘密がある-
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