~日常~有木美紅 上永谷 怜

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恋愛に疎い隼人でも、その位の事には感づいていた だが、なぜ怜は自分になにも言ってくれないのか (初めて先輩と出会った時彼女には俺を好きだという意思表示や告白なんかもされてはいなかった。なのになぜ? 誰から見ても怜が先輩に一目惚れしたことがわかるくらい一目瞭然だったのにも関わらず 怜は何故俺には何も言わなかった・・・?) 隼人は頭の中で考えたが、答えは見つからなかった -怜は自由奔放だった。何者にも縛られず自由に生きたい それが彼の口癖だった 明るくお調子者な点では、章雄と同系統と思われがちだが、 しっかりしている所はしっかりしてるし、何事にも一途であり純粋、そして人一倍思いやりがあった- そんな彼だからこそ隼人自身も彼を親友として認識していたのかもしれない
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