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翌朝、瀧から電話が掛かってきた。
「はい、石見です。」
「先輩。今大丈夫ですか?」
瀧は少し涙声だった。
「どしたの?」
「最近私のせいで職場の仲間がバラバラになりかけてるの分かってます。
でも、どうしたらいいのか分からないんです。すみません。」
何かあったんだとすぐ気付いた。
「瀧?自分のした事に気付いただけでも、すごいじゃない。
でもね、仕事で挽回出来ると思わんか?」
仲間として、救いの手だけは差し延べた。
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