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弟くんの存在が消えた…。
みんなに弟くんの存在が忘れられたのかな…。
みんな、最後まで見送ってくれて…それでもう終わっちゃたんだね…。
私は弟くんの消えた場所に崩れた…。
私:「弟くん…。私は弟くんを少しでも助けられたのかな…。」
私の目からは勝手に涙が落ちた。
私:「私の力…役に立ったのかな…。」
多分、魔法っていうけど何の役にも立っていない。
私:「こんな…こんな事になるなら力なんていらなかったよ…!!」
弟くんを返して…。
林檎の力も制御出来ない力なんていらない。
私:「魔ほむぐっ!?」
魔法なんかいらないって言おうとしたら誰かに口を押さえられた。
由夢:「ダメだよ?お姉ちゃん。お母さんとの約束忘れたの?」
私:「でも…でも…!」
由夢:「兄さんは必ず帰ってきてくれるよ。」
…え?
私:「由夢…ちゃん?まだ記憶がある…の?」
由夢:「はぁ…。私たちが兄さんの事忘れると思う?」
私:「そ、それじゃあ…!!」
何で弟くんは消えたの!?みんなの記憶には残ってるのに…!
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