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小恋:「義之、本当にいなくなっちゃったんだね…。」
茜:「これからもっと、もっと弄ってあげたかったのにぃ!!」
杏:「本当に義之らしくない最後よね…。」
杉並:「全くだ。クラスでの楽しみも減ってしまったわけだ。実に惜しい。」
渉:「また逢えるって、約束したんだぜ?アイツが約束破りなんてしねぇよ!」
私:「みんなちゃんと覚えてる…。」
さくら:「ん~。やっぱり義之くんって何もしてないようだけど、魔法使ってたんだね。」
私:「どういうことですか?」
さくら:「存在が消滅するって知った時から義之くん、みんなの記憶に残ろうと頑張ってたよね?その思いをこの学園に残したみたいだよ。本人は多分枯れない桜の木に眠っちゃたんだろうけど…。」
弟くん…。
いつの間にか私を追い越してたんだね。
でも、行き過ぎだよ?
大切な女の子を残して逝っちゃうんだから…。
でも…。
私:「私、少し行ってきます。」
私は走って会場の出口を出ようとした。
小恋:「義之によろしく伝えて下さい。」
弟くん…、良いお友達に恵まれてたんだね。
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