第1章 兎穴 

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ん?       ゆっくり下降しながら、見上げる       兎穴には、大きな白文字で『B2』って描かれていた         …B2? …うーん…何だっけ?                     「地下2階!?」         これだけかけて、まだ地下2階とか、そもそも2階とか変だとか、表示する意味があるのとか、突っ込みどころが満載です               星空のようだったラメ入の兎穴は、B2の表示の後から、トランプ柄に変化していた     キラキラとちりばめられたスペードにハートにダイヤにグラブ         落下スピードが、少しだけ早くなった       それでも、ふわふわ下りていると、穴の壁に設置された棚が目の前に現われる      
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