第1章 兎穴 

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木製のちょっとした棚には、様々な小瓶が並べられていた         気晴しに、その中の一つ、チェックの蓋の瓶を手に取る         空の瓶には、ラベルが貼られていた     多分、中に入っていたものを、ラベルに印字して、貼り付けたものだと思う 何となく読んでみる             『虫。』       「えええっ!?」     あたし、虫嫌いなんだって 入ってないってわかっていても、驚いて手を離してしまう      
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