第1章 兎穴 

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空中なのに精一杯踵を上げ、 人差し指で、白兎の別荘のボタンを押した             ポーン       押すと、ボタンは赤く光る                     「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」           今までの事は何だったのって事位、あたしは急落していった       滅茶苦茶怖くて、目を瞑って叫ぶことしか出来ない             遊園地のアトラクションにある、真っ逆様に落下していく時のような、奇妙な浮遊感がある     内臓が浮かんでいるような      
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