第1章 兎穴 

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  トスン           あんな猛スピードで落ちたのに、着地時の衝撃は、少ないものだった       …床に直撃したお尻は痛いけど             それよりも             ブファ~       あたしの周りには、多量の灰色の粉が舞い飛んで凄い事になっている               ゲホっ。ゲホッ     何度も噎せるし、鼻に入ってくるから、クシャミも絶えない     目は開けてられないし、涙が止まらない           舞い散った粉が落ち、視界がクリアになってきた後も、しばらくあたしは動けずにいた      
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