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頭に来たから、手紙をそのまま暖炉に置き去りにする
ゴソゴソと、暖炉から出ると、取りあえず全身に付着した灰をほろう
高級そうな絨毯の上に、どんどん灰が落ちるけど気にしない
白兎の別荘なんだから、汚しちゃったっていいって
頭や服を、両手でパサパサ払い、近くにあった椅子に腰掛け、靴や靴下を一度脱いで、灰を落とす
この部屋って、書斎か何か?
幾つも並んだ本棚に、ランプの置かれた机に椅子、それに暖炉があるだけ
払える所は全て払うと、あたしは立ち上がって部屋を出る
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