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その日の放課後、難波高校のグラウンドにて…………
「ガキィーン!!」
その打球は竹内のものだった。
「木下、あいつどうしたんだろうな?自慢の髪を丸めて、昨日なんて俺に今までの態度のこと謝ってきたし、練習なんてまともに出てこないのに、あの集中力。おかしくね?」
この間の4番の高山が言った。
「よほど、最後の高良とか言うやつにストレートだけで三振取られた事が悔しいんだろ」
木下の考えは当たっていた。
竹内はバッターボックスから出て来た。
「ぜってぇー、打ってやる。」
「おい高山、おまえ1年に4番取られんぞ?」
「うるせぇー」
木下は高山をからかった。
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