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『また明日』
またいつもと同じように
またいつもと変わらぬ日が来るのだと思っていた
だからこそ
僕は彼女の死を簡単には受け入れることが出来なかった…
御葬式には親戚やら彼女の友達やらたくさん来ていた
彼女は誰にでも優しくて
いつも笑顔の絶えない明るい子だった
だからこそこんなにも人が集まるのだろう
彼女を前にしてたくさんの人が拝み、たくさんの人が泣いていた
だけど
僕の目には涙はなかった…
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