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そして、意志の力で精霊を使役するには生まれながらその精霊に呼応する感応力が必要となる。後天的に感応力を得ることも出来なくないがそれには高位のその属性の神の力が必要だ。
このやり方だと直接、自分の意思を精霊に伝えることができてより自由度の高い精霊の使い方ができる。
しかし、先述したように使えるのは一人一系統までである。
もう一方の詠唱や魔法陣を使って発動させるものは四系統全部の力を使えるが意志を駆使した精霊魔術に比べると使い勝手が悪い。
以上。不足があるが今回はここまで。
ソウは地図を見ながら寮のところまで行っていた。
都市学園の名は伊達ではなく道は広いし、乗り物なんかも走っているので街の中を歩いているような錯覚を覚える。
「うっはー、でけい」
着いた寮はソウの言葉通りデカイ。
白い巨塔がそこには建っていた。
中にはいればまたしても思わず歓声を上げてしまう程の豪華さ。
しかも、部屋番号を確認するとソウの部屋は最上階ではないか。
なかなか粋な計らいをしてくれるではないかと師匠である水月に心中で礼を言った。
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