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カルド「ん??
どこからか聞こえる電話の着信音、曲は何かのヴィジュアル系の曲っぽい、
カイ「あぁ、俺だ、
カルド「カイか、
ピッ♪
カイ「もしも~し??
???『カイ??
カイ「ん??"カスミ"か??
カルド「誰だ"カスミ"って……
リリィ「知らない……
レナ「まさか女が出来たのかしら……
三人ともこそこそと話しながらカイを凝視する、カイはそれに気づいてはいるが無視し、電話に集中する、
カスミと呼ばれた女性は電話を続ける、少し焦っているようにも聞こえる、
カスミ『カイ、今どこにいるの??
カイ「ん??あ~、仕事場だ、暇だから今なら会いに行けるぜ??
カスミ『じゃあ、カイ??
カイ「何だ??
カスミ『……ちょっと表に出てきて、電話は切っちゃダメよ??
カイ「ん??わかった、
カルド「カイ、彼女かい??
カイ「うっさい、
カランコロンカラン♪
三人「??
†狂残玉藤天地ノ心臓 表†
カイは表に出てきた、しかし、電話の主のカスミという女性の姿は見あたらない、
カイ「出てきたぞ??どこだ??………、おい………、カスミ……??
電話の応答がない、切れてはいないようだ、カイがもう一度名前を呼ぼうとしたその時、
カスミ『カイ!!助けて!!キャアッ!!?
カイ「!!?カスミ!!!何だ!!どうした!!!
いきなりのSOS宣言、カイは携帯に向かって名前を怒鳴り続ける、
??『これはどうも失礼、友人の方かな??
カスミ『カイ!!早く来て!!
聞こえてきたのは声が多少低い爺さんの声、声だけならまだ現役的だ、
カイ「誰だ!!カスミに何をしやがった!!!
??『手荒な真似はせんと誓うよ、助けに来たければ、"ベージル横丁"へ来るのが宜しいかな??
カイ「テメェ!!!待ってやがれ!!人の女に手ぇ出したこと後悔させてやる!!!
??「楽しみにしています、それと、来るなら"貴方一人で"来て下さい、約束を破ったら、私は彼女がどうなっても知らないですがね、
カイ「チッ!!
つー…、つー…、つー…、
カイ「上等だ………
カイは走り出す、行き先は、カスミと謎の男が待つ"ベージル横丁"
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