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いつの間にか、寝てた。
着うたにびっくりして目を覚ました。
液晶画面を見ると、
雪穂
の文字。
オレは目がすっぱり覚めて、急いで電話にでた。
「もしもし!」
「もしもし~。おはよっ。あのさぁまなくん、彼女大切にしなきゃだめだよ~。壊れもの注意!」
冗談っぽく言ってる。
「壊れものって。」
オレは苦笑。
「ときかく、ちゃんとね。じゃあね~。」
また切られた。
彼女って……もふ?
なんで雪穂が知ってるの?
オレはもやもやした気持ちでしょうがなくて、とりあえずどこかに行こうと思って、駅の方に足を向けた。
そうしたら、ふらふらふわふわ飛んでるもふを見かけた。
体調、悪そう。
でもオレは、声はかけなかった。
知らない。
オレノセイジャナイ。
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