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兄ちゃんだからマコを守らなあかん。
いつもそう思っていた。
だからマコや俺やおかんに辛い思いをさせる父親が嫌いだったんだ。
話は戻るが泣きわめいて冷たい警察所の床で謝り続けるおかんの力で警察が気をきかせて『まぁ幸い事件にはなってませんので保護観察のほうへの連絡は辞めときます』『お前はこんないいお母さんがいるんやから、もう2度と、ここには来るなよ‼』
Niceおかん✨
心でそう思っていた。
俺は演技で『反省してます。もう2度と悪さはしません』下を向き半泣きの声でそう言った。心の中ではアッカンベーをしていた。
安心して帰る瞬間に
『暴走族も抜けろよ‼‼‼‼‼‼』
大声で警察が言った。
『はい‼』
思わず返事をしてしまった…。
極度の緊張感から解放される瞬間、人は簡単な嘘もつけないらしい。脳心理学で証明されてるらしい。
『お母さん帰るの待って下さい‼』
不覚にも返事をしてしまった事により俺は別件でもマークされてたらしい…。
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