☆水島覚☆

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「ふぅ…間に合った!」   亮佑達は急いでクラス分けの紙の貼られたボードを覗く。   「俺はD組だぁ!」   覚と一緒になって探すが、亮佑の名前はそこにはなかった。 「俺は……A組だ…。」   「また、同じクラスでバカみたいに騒ぎたかったのになぁ……。」   亮佑は覚とクラスが違いかなり落ち込んでいる。   「休み時間とか放課後は遊べるんだから良いじゃん!」   覚は全く気にしていないみたいだった。   「そりゃそうだけど、前みたいに授業中にバカ出来ないんだぞ!」   亮佑は本当に寂しかったのだ。   『そろそろ行かなきゃダメじゃない?』   徐々にボードの周りからそれぞれのクラスに向かっていく。   「俺らも行くか!」   覚はそういうと離れて行った。   [仕方ない…行くか。]   亮佑もAクラスへと向かった。
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