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「ふぅ…間に合った!」
亮佑達は急いでクラス分けの紙の貼られたボードを覗く。
「俺はD組だぁ!」
覚と一緒になって探すが、亮佑の名前はそこにはなかった。
「俺は……A組だ…。」
「また、同じクラスでバカみたいに騒ぎたかったのになぁ……。」
亮佑は覚とクラスが違いかなり落ち込んでいる。
「休み時間とか放課後は遊べるんだから良いじゃん!」
覚は全く気にしていないみたいだった。
「そりゃそうだけど、前みたいに授業中にバカ出来ないんだぞ!」
亮佑は本当に寂しかったのだ。
『そろそろ行かなきゃダメじゃない?』
徐々にボードの周りからそれぞれのクラスに向かっていく。
「俺らも行くか!」
覚はそういうと離れて行った。
[仕方ない…行くか。]
亮佑もAクラスへと向かった。
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