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あいつとの初めてのキスは忘れられない。
あの、ものっすごい下手くそなキス。
お互いに初めてで、どうしたらいいのかもよくわかんなくて。
でも、お互いが大事で大好きでしょうがなくて。
どうにか触れ合いたくて。
キスしたら、血の味。
歯と唇のキス。
その後にはちゃんと出来るようになって、
歯がぶつかるなんてこともなくなった。
でも、
思い出すのは、その後のキスではなくて、あの、下手くそながらにもふれあいたくて、近づきたくて、した、
あの、
下手くそなキス。
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