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どんな考えで寝てるの…
それも私のベッドで私のタンスから勝手にだしたパジャマをきて
呆れもしたが腹もたつ
だが
私は彼に
『少し起きてるから先寝て。もぅ大丈夫だから…タバコ吸ったら寝るわ。お休み…』
彼は気疲れしたのか寝てしまった
私は彼女の寝顔を見ながら彼女のバックに手をかけた
そして一枚のメモを入れた
私も泣き疲れ空が明らむ頃睡魔に襲われ深い夢の中へ
昼過ぎ起きると誰もいなかった
彼は夕方の新聞配達の為に出掛けていったようで彼がいつも得意とする食事がコタツのテーブルに置いてあった
ふっとベッドを見ると
私のパジャマが綺麗にたたんであり
そのパジャマがやけに腹立たしく感じ
ゴミ箱に捨てようとして持ち上げた瞬間に
白い物がヒラヒラ落ちるのが視界の脇にみえた
封筒だった
開けてみると中には手紙とお金
『あなたのメモ読みました 【二度と顔見せないで】と書いてあり読んで凄く泣きたくなりました でも私はあなたとまだ友達でいたいし 又泊まりにきたいし今回はこのお金で許してね』と書いてあった
中には5万入ってた
私は泣きながらお金を部屋にバラまいた
人を馬鹿にするのも限界がある
いつか復讐してやる
そう心に敵意が芽生え始めた
彼女の話を高校時代の別の女友達にしたら『彼女、他にも同じように男寝取ったらしいよ…そのたびに同じようにメモ残しお金を置いていくんだってさ~アンタもやられたね~』
私は愕然とした
と腹がたって仕方がなかった
彼女はこれからも同じようにしていくんだ
何か復讐してやると思ったがどうしても思いつかない
思考に乏しいのか
学がないのか…
でも人間って怒りを忘れる事は難しいと日々感じていた
そんな事から数ヶ月がたったある日 私は人伝に彼女の噂を耳にした
『彼女さ~アンタの男寝取ったって自慢げに話しててそれを聞いた周りの女友達が頭にきたらしくて彼女今度マズい事になるらしいよ~あのままじゃ~彼女まわされるね』
え…マジ…
確かに身からでた錆と言いたかったけど
知ってて黙ってる私はどうなるの…
その計画を立てた女の子達と同罪になるんじゃ…
確かに彼女は憎いけれど…お金も彼女に送り返した
私はそれで時がたつのを待ち忘れていけるものならそうしようと思ってたから…
私はどうして良いか判らなくなってしまった…
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