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音姫「あれ、弟くん?」
レット「音姉!」
玄関前で立ち止まっていたら後ろから声をかけられた。
音姫「どうしたの弟くん、こんなところで立ち止まって?」
レット「いや、ちょっと鍵がどこかにいっちゃって………。てか、どうしたのその荷物」
音姉は両手にたくさんの買い物袋を下げていた。
音姫「あははは……、買い物に行ったとき、ちょうどスーパーがタイムセールでお肉とかお野菜とかが凄く安くて、ついつい買い過ぎちゃった。だから今日の晩御飯はお鍋にしようと思ってね」
由夢「だから早く開けてくださいよ兄さん!」
音姉の後ろから由夢が出てきた。むろん由夢も買い物袋を下げていた。
由夢「私もお姉ちゃんも手が塞がってるんですから」
レット「あ、あぁ、わかった。」
鍵を開けて、俺達は中に入った。
レット「それにしても本当にたくさん買ってきてるなぁ~」
音姫「本当だねぇ~」
買ってきた物を整理しながら夕ご飯の準備を進めていく
音姫「でも、肝心なときに弟くんいないだから、お買い物に誘うと思ったらいないし、荷物運ぶの手伝って貰おうと電話しても出ないし」
レット「ごめん、音姉」
音姫「それで弟くんはどこに行ってたの?」
レット「え!、えぇっとぉ………」
由夢「兄さん、お腹空いたぁぁ~」
レット「わかったから、待ってろ!」
音姫「由夢ちゃん、待ってるみたいだし、急ごうか!」
レット「うん」
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