SCENE 1

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ひらりはらりと舞う雪と 桜の花びら そしてその中に佇む1人の少年 『…………………………』 少年は気づくとその場所に立っていた。 「君は!」 少年の後から1人の女性が歩み寄ってきた 「どうして?」 女性は不思議そうに少年を見る 「君がここぉ―――」 『わからない』 女性が言葉を言い切る前に少年は答えた。 「えっ!!」 『ぼくは一体誰?』 「……………………………」 女性は少し考え込むとすぐに少年を見ながら笑った。 「君の名前はねぇ」 『ぼくの名前?』 「そう、君の名前は―――
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