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愛する彼女の夢を叶えるため。
「私は、妹が……ミキが大好きだから…。不謹慎だけど、晋ちゃんが今もミキに縛られていることが嬉しかった………」
でも………
アカリさんは、涙をハンカチでおさえていった。
「私も晋ちゃんも、過去に縛られ続けたらダメなの……。私達はさきに進まなきゃいけない。」
ミキさんの笑顔がひどくこの部屋とミスマッチしていた。
「ミキが死んでから…晋ちゃんは……誰にも心を動かされなかった。
でもね。結花ちゃんに………アナタに会って彼は変わった。また、自分のために生きようとしているように見えた。」
私は抱きしめられた時の晋ちゃんの温もりを思い出した。
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