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降りしきるなか花を片手に傘も指さずに歩いた。
一番奥の隅で彼女は眠る。
花を置いて手を合わせた。
『なぁ。ミキ………。この前の雨の日は来れなくてゴメンな…。今。お前の夢だった、ブランドを立ち上げてるんだ…』
雨の中いつものように、ずぶ濡れで彼女に語りかける。
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………でも、どうしてか…俺は結花ちゃんの話をミキにできないでいた。
自分でも不思議だった。
でも、言いようのない罪悪感が胸を締め付けて……言葉につまった。
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