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窓から、強い太陽の光が差し込む8月の朝―
制服を着て、少し寝癖のついた髪を手でとかしながら階段を降りた。
『おはよー』
『あら、綾音学校行くの?』
お母さんがキッチンから顔を覗かせる。
『んー・・・・進路の呼び出し』
『どこだっていーんだからちゃんと先生と相談して決めなさいよ?』
『・・・・はいはい』
椅子に座って、焼かれてないままのトーストを頬張った。
・・・・・進路の事すっかり忘れてた
どーしよ・・・・
周りはだいたい決めたっていうし
焦り始める気持ちを抑えて、学校へ向かった。
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