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「俺の地元はもっと綺麗な星空が見れるんやで」
「……」
「おいッ!」
「…あッ…はい!」
「何黙っとんのや?俺一人で喋ってんやんか!レスポンスせぇ!」
「…すいません」
何やってんだ私。迂濶にもこの男にみとれてしまったわ。
「ギャァギャァ騒いだり、急に黙りこんだり忙しい奴やなッ」
あッ…また笑った
「…」
「また黙んのか?」
彼が微笑むたび私の目を惹き付けて離さない
もうッ!これじゃ私ただの変人じゃない!?
「あッ貴方は大学の先生なんですか?」
「そうや。化学工学を教えてんねん。これからは良輔教授と呼べッ」
「なんで私をここに連れてきたんですか?」
「さぁ?何故やろうな…佳奈チャン」
―――ッ
「何で私の名前をッ!?」
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