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「それが一番むかつくんやけど」
「和志……。でも、俺とお前の離れたくない気持ちは違うやろ?」
また和志がため息をついた。
「俺も想像したことあんで」
「へっ?」
「俺も哲平とのキスとか、想像したことあんで」
「和志……」
今度は和志が頬を朱に染めた。和志は色白だから、肌が桜色になってとても色っぽい。
「じゃあ俺達、両想い………?」
「哲平は鈍いんやって」
「え………?」
「お前、好き好きオーラ出しまくりやったのに、俺の気持ちに気いつかへんねんもん」
「えっ…………」
「それでも」
和志が言葉をためた。
「終わりよければ全てよしって言うし、許したるわ。嬉しいやろ?」
晴れ晴れとした和志の笑顔。ちょっと俺様だけど、そこも大好きで。
少しだけ、おかんに感謝した。
■おしまい■
ぐるぐるぐるぐるしてるヘタレ攻めが書きたかったので、楽しかったです。
きっと一線を越すのも散々ジラされるものだと想像できます(笑)
和志はツンデレ受けですね~(^_^)v
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