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「ん」
待っていた感触を唇に感じて、鼻声を洩らせてしまう。先生が笑う気配に、頬が熱くなる。
「可愛いね、史也」
はっと目を開けたら、ばっちり先生と目が合った。
「! 先生、見てたの?」
「もちろん」
「信じられない!」
「キスは目を瞑るものだと、決めつけちゃいけないよ」
「おっ、大人って……!」
「大人がなに?」
「ずるい!」
「そうだよ。今更だね」
むきになってしまった僕を見ながら、先生は「史也は純情なところがいいんだよ」なんて、フォローにならないことをいう。
「はぁ」
ため息をついてしまった。
「あれ、不満?」
「先生?」
「ごめんね、こんなのじゃ足りなよね」
先生が僕の股間に触れた。そこはもう力をもって、デニムを持ち上げている。
「あっ……」
「満足させてあげるからね」
先生は自信たっぷりに言った。
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