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「こっちも弄ってほしいだろう?」
胸の尖りをつままれた。股間と胸を同時に愛撫されて、思わず腰を揺らしてしまった。先生が小さく笑う息が、耳にかかる。
「あ……」
先生のジャケットが偶然もう片方の乳首を擦って、その感触に感じてしまった。
「いけない子だね、史也は。わたしの手をこんなに濡らして。そんなに気持いいの?」
先走りに濡れる先端をグニグニと揉みこまれる。先生が挑発する言葉に、そのまま煽られる。
「ほら、史也、見てごらん。夜景がきれいだ。君の姿も夜景に負けずきれいで……とっても厭らしいよ。たくさんの人に見せてあげたい」
「先生っ……! 嫌だ、そんな……!」
カーテンも引いていないから外から丸見えなのかと思って、慌てて先生を振り返る。でもそこにあったのは、余裕の笑みだ。
「大丈夫。室内のほうが暗いから外からは見えないよ。だから思い切り乱れてごらん。わたしだけにその痴態を見せて」
「先生っ」
恥ずかしいのと悲しいので涙が出てきた。それを先生が吸ってくれる。好きだよ、って言いながら。狡い。
「目、瞑ってていいから。わたしのことだけ考えて、素直に快感を受け取ってごらん。わたしのかわいい史也」
先生の言葉はまるで麻薬のように、僕の思考を麻痺させてしまう。見えていなければ、すなわちそれはないのと同じだ。
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