2366人が本棚に入れています
本棚に追加
先生は喉の奥深くまで僕を飲み込む。と同時に後ろを探ってきた。いつの間に準備していたのか、先生の手にはローションが握られている。
「あ、や……」
ヌルリとした指が先生を受け入れる場所を撫でる。軽く触れられただけで、体がすくみあがった。腰が逃げようとするのを、勃起したものに吸いつくことで阻止される。
「ああっ……んっ……」
前と後ろ、同時に攻められたら本当にダメで。足に力が入らなくて、膝がカクカクする。
「わたしにつかまって」
先生が僕の手を自分の体に導く。僕は必死に先生に縋る。皺が寄るから強くジャケットを握っちゃいけないと思うのに、力が入る。
「ん……ん」
穴の周囲をもんでいた指が、ゆっくり中に入ってくる。先生の指が中にあると思うだけで感じてしまう。
中の指が的確に感じる場所を擦って、僕に甘い声を上げさせる。小刻みに体が震える。
「あ……先生……」
イきたくて仕方ない。
切羽詰まった気持ちが先生に伝わったのか、先生が僕自身を唇で扱いてくれる。後ろもいつの間にか指の数がふやされ、いい所をめがけて突いてくれる。
「あ……、ダメ、出ちゃう、出ちゃうっ、ああ……ん！」
耐えきれずに、先生の口の中に白濁を吐き出す。何度かに分けて噴き出すそれを、先生が嚥下する。
「ん……」
全部を出し切って力をなくしたものを、先生が舐めて綺麗にしてくれた。
「あ……」
一気に体が弛緩して、膝が崩れた。それを先生が受け止めてくれた。
「ご、ごめんなさい」
「何が？」
「く……口の中に出しちゃって……」
「おいしかったよ。ごちそうざま」
上気して赤くなった僕の頬に、先生がキスをした。
「今度はわたしも来持ちよくして。史也の中に入りたい」
最初のコメントを投稿しよう！