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さな
そして……
秀二がまた口を開いた。
「そう言えば今日よー…
学校…!
じゃなくて家で………。」
っと言葉を詰まらす
秀二に………
俺は不幸が始まって…―
一ヶ月にして
初めて口を開いた
「学……
学校が…
学校がどうしたんだ?」
っと………聞いた。
秀二は
言いにくそうな………
顔を見せ
「おま…!
お前………
やっと喋ったな……―!
いや………あれは…
学校………
じゃなく家って言おうと…。」
っと言った………。
そう………
秀二は優しいから俺が
足を失って……
自由を失ってから…―
今まで学校っと言う
言葉を遠慮して――…
使わなかったのだ。
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