血祭り詩

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さぁ…パーティーの始まりだ 〓〓〓 もいで、私に羽など必要ないから 全てもいでしまって 〓〓〓 お月様!血のjuiceは如何かな? 鳴いて、もっと鳴いて 血気に塗れたその声を もっと聴かせて 〓〓〓 総てを狂わす事が こんなにも簡単ならば 私の存在意義は 消えてしまうね 〓〓〓 だから さぁ…抉って、もっと抉って 私の胸を、手首を、心を。 そのまっさらな手で 〓〓〓 貴方に汚れを押し付けて赤黒い皮膚を月明りに曝して 〓〓〓 狂喜に感化し木霊する 貴方の顔が消えて行く 〓〓〓 蒼空に映るは笑う月 水面に陰るはもげた羽 ねぇ… 血が足りないのなら私のをあげる ねぇ… 皮膚が無いなら私から剥いで 〓〓〓 そして笑ってみせて でないと 退屈でたまらないよ… さぁ…月明りの下で 血気に呑まれたワルツを踊り明そう〓〓〓
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