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零れ落ちたモノは
貴方の輝きでした
疲れて薄れた
命のコトワリ
貴方から零れ落ちたのは
私の躰
傷を残した証です
私から零れ落ちたのは
記憶でした
貴方との
貴方の躰から零れ落ちた時の記憶は無いけれど
5歳のある日命を知りました
17歳のある日零れ落ち消えゆく痛みを知りました
20歳の今日三度命の重さを垣間見た
この先何度垣間見るだろうか
恨んだ日もあります
憎んだ日もあります
それでも
貴方から零れ落ちた事を…
何時か私が眠るまで
想い続ける事でしょう
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