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これは赦される事だろうか?
それは君に触れる事
これは罰を承ける事だろうか?
君の優しさに甘える事
降り止まぬ雨が黒く見えた
込み上げる混沌の紅い雫が
洗い流されていくのをじっと見ていた
ただそれだけ…
ボクは何も出来ないのさ
そう…触れる事すら
君の優しさに触れる事も
哀しみに触れる事も
ましてや魂に触れる事すら出来ないんだ
何故なら怖いから
総てを知るのが怖いからなんだ
ボクの魂は君と交われ無い
君は紅でボクは黒だから
同じ色には慣れないんだ
だからどうか赦されるならば
少しだけ君の肌に触れてみたい。
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